天然有機化合物系(染料)
天然動物色素
洋紅、コチニール
カーマイン酸 C22H20O13
アルミニウム塩、カルシウム塩(コチニール色素)
メキシコ、中南米に産する各種のサボテンに寄生するコカスカッチ(カイガラムシ)の昆虫、雌の体を乾かしたものから色素のコチニールを抽出して得る。
絵具にするには体質顔料に染め付けて作っている。
現在でもこの天然コチニールから作られた水彩、油絵具はあるメーカーであるらしいが、ほとんど人工化学合成のものである。(アリザリンレーキ、ローダミンレーキにより代用されて作られている。カーマインレーキ、クリムゾンレーキ)
天然のものは耐光性に弱い。褐色、褐色調に変化しやすい。特に水彩絵具の場合。油絵の具の場合割と光りにも安定しており、堅牢さがある。
Carmine Lake(Lague Carmine)
Crimson Lake(Lague Cramoisic)