人工無機顔料,酸化物素(焼成化合)系
フェロシアン化鉄加里 K3Fe3[Fe(CN)6]3、または、フェロシアン化第二鉄 Fe4(Fe[CN]6)3 錯化合物(有機金属)
1704年発見。新しく人工合成的に発明された最も古い顔料。一般的には18世紀後半から19世紀初めに使われ出している。
粒子が非常に細かい(染料に近い)、光りに弱い(暗いところでもとに戻る特性がある)。
酸には安定しているが、アルカリに弱い。熱にも弱い。吸油量72%。
着色力が大変強いため、他の色を食ってしまう。どの色とも混色可能で、乾燥性は速い。
退色・変色しやすい。鉄分をきらう。溶き油で薄めた場合、強い透明性を持つ。