白亜(パリ白、スペイン白、Chalk、Meudon、Whiting いしこ,Lime White 石灰白,Craie クレー, Plaster of Paris)

炭酸カルシウム(CaCO3)

色々ある天然産の炭酸カルシウムの一つ。

主に海中の微生物類の遺骸でできている。鉱床として世界中に広く分布している。軟質、色は白、灰白、黄白色をした岩石。被覆力は弱い。

不活性体であるが、強く熱すると酸化カルシウム(生石灰)に変化する。

人工的に作ったものは沈殿性白亜と呼ばれている。

充填剤、体質剤、安物のペイント類、鉛白、亜麻仁油と混ぜてパテとして用いられている。

北欧(フランドル地方)では古くより絵画用の下地材としてよく使われていた。今日でも石膏と同じように使われる。