主成分は硅酸鉄を含む粘土質の一種(天然緑土)
Mg(Fe)O・CaO・2SiO+(Mg・Fe)O(Al・Fe)2O3・3Sio2
無機鉱物
水酸化鉄・水酸化マグネシウム・ケイ酸アルミニウム・カリ
良質のものとしてイタリアのVerona(ベローナ)近くモンテバルト地方の物が良いと言われている。
Celadonite, Terre de Verone
色味は中間調の黄緑色〜淡緑灰色。
良質の物はサルビアの葉の色に近い灰緑色。
耐光性、空、酸、アルカリにも安定している。
隠蔽力が弱く透明色。
古典よりヨーロッパ絵画に多く用いられている。
テンペラ画、フレスコ画などに。
今日でも天然の物は手に入るが、多くは人工配合によって作られたものが多い。
透明酸化クローム(ビリジアン)・土性赤色顔料との配合が多い。
天然の物はテンペラ、壁画では下層などにも用いられている。
油彩ではグラシーとして。