絵具の重ねと混合について

リュードベリ・リッツの結合原理

  • 物理学者

顔料の色は色光ではない

 

混和

  • 明度・彩度の低下
  • 無性格な灰色的要素に導く
  • 2色・・・一次グレー化
  • 3色・・・二次グレー化

 

画法

  • 油彩画において色相を求める際、色相を重ねて作る(色相効果)

 

混色による化学反応

硫化物系

  • 銅化合物、鉛化合物との混合で黒変する

土性酸鉄系(鉄分を含む物)

  • コバルト系(ライト、ディープ)、プルシャンブルーとの混合で褐色変しやすい

微粒子絵具

これらの色を他の色と混合する場合に注意が必要。着色力が強いので他の色を食う

  • プルシャンブルー
  • ライトレッド
  • インディアンレッド
  • ベネチアンレッド
  • 新顔料(有機化合物)

 

シルバーホワイト

  • レーキ類、マダー類と混色するとピンク色相が消失する

 

エメラルドグリーン

  • 他の色との混色で変色する(単独で使用する)

 

配合絵具(チントなど混ぜて作られた色)

  • 他の色と混色した場合、減算混合となり色味を失いやすい